チアダンスとは


「CHEERーチアー」とは、声援・応援・乾杯・勇気づける・元気づける・励ますという意味をもつ言葉・行動です。

 

チアダンスとは、世界的にダンスパフォーマンスチアと呼ばれており、チアリーディングから派生した表現スポーツ・表現運動です。チアダンスの起源となる「チアリーディング」は、1890年代にアメリカの大学で、フットボールチームを応援するために誕生しました。チアダンスチームは、本来はアメリカンフットボールなどのスポーツの応援・応援指揮をするチームのことで、チアリーダー(応援したり踊ったりしている人たち)が行うアクションのことをチアリーディングと呼んでいました。今では、チアリーダーが行う応援形態から派生したスポーツ競技を「チアリーディング」とよんでいます。当初は男子学生による声援形式で、その後、サインボード、旗、メガホン、ポンポンなどが使用されるようになり、女性のチアリーダーが増えていきました。

チアリーディングは、アクロバティックに組み体操する競技のみを差してチアリーディングと称する場合もありますが、チアダンスはこのような競技から派生したダンスです。このようなスポーツ応援から派生したダンス・ダンス競技なので、振付・踊りの中には、アームモーション、パートナースタンツやタンブリングスキルなどが加えられています。1930年代以降、女性のみでマーチングバンドの音楽に合わせポンを用いた新しいスタイルのパフォーマンスが確立され、その後、チアダンスの競技大会がひらかれるようになりました。また種具のひとつであるポンポンを用いるダンスが、華やかで象徴的であることから、近年では「PomDanceーポンダンスー」とも呼ばれています。

 

その後、チアダンスは日本においても世界においても独自の派生・進化をとげました。ポンポンを持って踊るポンダンス・美しさを競うラインダンス・様々な表現を必要とするジャズダンス・音楽性の幅が広がるヒップホップの4つの種類のダンスを組み合わせたものが主軸となっています。現在では、それらを称して「チアダンス」と総称するようになりました。競技においては、ダンスの技術や振付構成、チームとしての一体感や表現力などが採点の対象になり、それぞれのチームで競い合います。競技者の笑顔や迫力ある演技によって見るものを元気付け、また競技者自身も元気になれるスポーツです。

また一般的には、チアダンスをする人のことを「チアリーダー」と呼びます。このリーダーという言葉には、人・チームを導くという意味が込められており、チアリーダーは時に観客や応援する全ての人々をまとめ、チームの勝利・団結のために声をかけ続ける・リーダーシップをとることが要求されます。

 

加えて、本場アメリカのNFLやNBAのハーフタイムで活躍するチアリーダーや、ブロードウェイで活躍するダンサーはチアダンス出身者が多いということもあり、エンターテイメント性の高いスポーツであるといえます。また、競技人口は子供から大人まで幅広く、それぞれの年代に合った楽しみ方ができるスポーツ競技です。

現在の日本においても、Bリーグ(プロバスケットボールリーグ)の各チームにチアチームが帯同しており、チームカラーやチームマスコットと一緒に。チームを盛り上げています。

 

近年では、本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝を果たした福井商業高等学校の実話を元に、広瀬すずさん主演で2017年に映画化され注目を浴びました。また2018年には土屋太鳳さん主演でドラマ化された「チア☆ダン」でその世界感が話題となり、日本でも「チアダンス」という名前で広がりを見せています。